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GS1コードの種類
医療用に多く用いられるバーコードはGS1コードと呼ばれ、以下のような表示方法があります。
GS1コードの構成
上記の全てのGS1コードは表示方法が異なるだけで、コードに含まれる情報の構成は共通です。
医療用に利用されるGS1コードは一般的に以下の構成となっています。
- 商品識別コード(GTIN):01から始まる14桁の数字(必須)
- 有効期限日:(17)に続く6桁の数字。YYMMDDの形式となっている。(任意)
- バッチまたはロット番号:(10)に続く20桁以内の数字・アルファベット・記号(任意)
- シリアル番号:(21)に続く20桁以内の数字・アルファベット・記号(任意)
- 不定貫商品の数量:(30)に続く8桁以内の数字。これは、1箱に入っている商品数を示す(任意)
ただし、バッチまたはロット番号とシリアル番号の両方を同時にコードに含めることはできません。
例えば、上記GS1-128コードの場合、GTIN:04912345000019、有効期限日:201030 (2020年10月30日)、バッチまたはロット番号:123となります。
また、「不定貫商品の数量」の項目を利用する場合は、スキャン設定画面→オプション設定画面を開き、「GS1-128の制御コードを除去」をOFFにしてください。不定貫商品の数量に項目を設定すると自動でOFFになりますが、その後手動でONにすると不定貫商品の数量を正しく取得できなくなることがあります。
モバイルアプリのカメラが対応するGS1コード
iPhone版zaico及びAndroid版zaicoのカメラスキャン機能で読み取ることができるGS1コードは
- GS1-128
- GS1データマトリックス
です。
GS1データバーに関しては、2023年10月現在(iOS版アプリバージョン1.38.27、Android版アプリバージョン7.17.7)、カメラで読み取ることはできません。カメラでの読み取りが必要な場合はエンタープライズプランで開発を承っております。support@zaico.co.jpまでお問い合わせください。
カメラ以外でGS1データバーの読み込む場合は、ハンディターミナルか外付けバーコードリーダーをご利用ください。
GS1データバーを読み取る方法
iPhone版zaico及びAndroid版zaicoでGS1データバーを読み取るためには、ハンディターミナルか外付けバーコードリーダーをご利用ください。
以下、iPhone及びAndroid端末で動作確認済みの端末です。
※別途購入費用がかかりますのでご注意ください
ハンディターミナル(Androidスマホ内蔵型)
- BHT-M60
- BHT-M80
- BHT-1700 (古い端末のため、zaicoの動作が遅い可能性があります。上記の新しい端末をおすすめします。)
- BHT-1800 (古い端末のため、zaicoの動作が遅い可能性があります。上記の新しい端末をおすすめします。)
また、BHTシリーズのハンディターミナルをご利用の場合、GS1バーコード中のアプリケーション識別子を判別し、GTIN部分だけを抽出してスキャン結果として出力する仕様となっております。
例えば「(01)04912345123459(10)ABC123」というGS1コードをBHTシリーズでスキャンした場合、スキャン結果は「04912345123459」となります。
ハンディスキャナー
なお、WEB版zaicoで外付けバーコードリーダーをご利用の場合、こちらのページを参考に動作確認と設定をお願いいたします。
接続方法についてはこちらもしくは以下の動画をご参照ください。
< BHT-1700 >
< SF1-QB >
BHT-1800のレンタルについて
お手数ですが、お客様より直接下記までお問い合わせください。
システムデータ機器株式会社 TEL:03-3436-0891 〒105-0001 東京都港区虎ノ門3-8-21 虎ノ門33森ビル5F |
レンタルについてのパンフレットを本ページ最下部に添付しております。
GS1コードを商品識別コード(GTIN)、有効期限、ロット番号、シリアル番号、不定貫商品の数量に分割する
Excelを利用する場合
現在Android版zaicoアプリではGS1コードを自動で分割することはできませんが、zaico WEBのインポート・エクスポート機能及びExcelを組み合わせることで追加項目に情報を一括更新していただくことができます。
手順は次のとおりです。
1. zaico WEBのエクスポート機能を利用してダウンロードした在庫データをExcelにコピー
2. ExcelでGS1コードを分割
3. ExcelシートをCSVファイルとして出力し、zaico WEBのインポート機能を利用して在庫データの追加項目を一括更新
分割に利用できるExcelシートのサンプルはこちらです。御社の運用に合わせてカスタマイズしてご利用ください。
iPhone版zaicoアプリを利用する場合 (フルプラン以上)
iPhone版zaicoアプリバージョン1.38.27以上をご利用いただくと、GS1コードスキャン時にGS1コードを自動で分割して保存・検索することができます。
<設定方法>
スキャン画面(スキャン検索・入出庫・棚卸・一括操作のいずれでも可)を開き、画面右上のギアアイコンをタップします
[スキャン設定]画面で[その他 オプション設定]をタップしてください
[オプション設定]画面で[GS1コードを自動分割]をONにすると、以下の設定項目が追加されますので、運用に合わせて設定を変更してください。
- GTINを登録する項目
- GTINを検索条件に使う
- 有効期限を登録する項目
- 有効期限を検索条件に使う
- ロット番号を登録する項目
- ロット番号を検索条件に使う
- シリアル番号を登録する項目
- シリアル番号を検索条件に使う
- 不定貫商品の数量を登録する項目
- 不定貫商品の数量を検索条件に使う
なお、それぞれの項目の詳細は下記をご参照ください。
-
「GTIN/ロット番号/シリアル番号」を登録する項目
-
- 標準項目・追加項目の文字型・複数行型の項目から選択することができます。
- 読み取り時に値を保存しない場合は「指定なし」を選択してください。
-
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「有効期限」を登録する項目
- 標準項目・追加項目の文字型・複数行型・日付型の項目から選択することができます。
- 読み取り時に値を保存しない場合は「指定なし」を選択してください。
- 日付型の追加項目を選択した場合、YYYY/MM/DDのフォーマットで保存されます。
有効期限日に月までしか指定されていない場合、自動的にその月の最終日が設定されます。例えば、有効期限日が240600の場合、2024/06/30となります。
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「不定貫商品」を登録する項目
- 納品単価・仕入単価の項目から選択することができます。
- 納品単価・仕入単価の項目から選択することができます。
-
「GTIN/有効期限/ロット番号/シリアル番号/不定貫商品」を検索条件に使う
-
- こちらをONにすると、スキャン完了時にONになった項目が一致する在庫データを検索します。
- スキャンしたGS1コードに該当する項目が含まれない場合、検索条件は無視されます。
- 適用できる検索条件が1つもない場合、「QRコード・バーコードの値」とスキャンしたコードが完全に一致する在庫データのみ表示されます。
-
※本機能がONになっている場合、スキャン画面に「※GS1コード自動分割機能がONになって
います」と表示されます。
ケース別おすすめの設定方法
有効期限やロット番号の管理が必要ない場合
多くの在庫をかかえない場合や、在庫の回転が早く有効期限切れが発生しない場合に
おすすめの設定です。
(設定例)
- GTINを登録する項目:QRコード・バーコードの値
- GTINを検索条件に使う:ON
- その他の項目:指定なし
有効期限の管理が必要な場合
在庫の種類が多い場合や、滞留する在庫がある場合におすすめの設定です。
(設定例)
- GTINを登録する項目:文字型の追加項目 ※GTIN、JAN、商品識別コードなどの名前をつけると良い
- GTINを検索条件に使う:ON
- 有効期限を登録する項目:日付型の追加項目 ※有効期限、消費期限などの名前をつけると良い
- 有効期限を検索条件に使う:ON
ロット番号・シリアル番号まで含めた管理が必要な場合
製造業や卸売業など、ロット番号管理が必要な場合におすすめの設定です。
(設定例)
上記の「有効期限の管理が必要な場合」の設定に加え、以下の設定を行います。
- ロット番号を登録する項目:文字型の追加項目
- シリアル番号を登録する項目:文字型の追加項目
検索条件に使うかどうかは、御社の運用に合わせて決定してください。
なお、有効期限やロット番号など情報を上書きする場合、在庫詳細画面から編集画面を開き、
「コードを撮影して登録」ボタンをタップしてください。
GS1コードをスキャンすると、新しい有効期限やロット番号で指定の項目が更新されます。
よくある質問
スキャナーでの新規在庫登録時に、数量変更のキーボードが出てこない
ご利用のスキャナーごとに対応方法が異なります。
お手元のスキャナーの取扱説明書をご確認いただき、iOSでソフトウェアキーボードを表示する方法に解決策が記載されていることが多くございますので、ご確認ください。
Tera社製のスキャナーですと、トリガを3回素早く引くとキーボードが出てきます。